ユーザー プロパティとは、ユーザーベースの特定部分を表す属性(言語設定、地理的位置など)であり、自由に定義できます。これらを使用して、アプリのオーディエンスを定義できます。このガイドでは、アプリでユーザー プロパティを設定する方法について説明します。
アナリティクスでは一部のユーザー プロパティが自動的にロギングされます。それらのログを有効にするコードを追加する必要はありません。それ以外のデータを収集する必要がある場合は、アナリティクスのユーザー プロパティをプロジェクトごとに最大 25 個まで設定できます。ユーザー プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。そのため、大文字と小文字の使い方だけが異なっている同じ名前の 2 つのユーザー プロパティは、2 つの別個のユーザー プロパティとしてロギングされます。
以下のユーザー プロパティ名は、Google によって予約されているため使用できません。
- Age
- Gender
- Interest
始める前に
プロジェクトをセットアップし、アナリティクスを使ってみるの説明に沿ってアナリティクスにアクセスできることを確認してください。
ユーザー プロパティを設定する
アプリのユーザー層を説明するために、アナリティクスのユーザー プロパティを設定できます。設定したプロパティはフィルタとしてレポートに適用し、さまざまなユーザー セグメントの行動分析に利用できます。
ユーザー プロパティを設定するには、次のようにします。
- Firebase コンソールの [分析] のユーザー プロパティ ページでプロパティを登録します。詳細については、ユーザー プロパティの設定と登録をご覧ください。
setUserProperty()
メソッドを使用してアナリティクスのユーザー プロパティを設定するコードを追加します。各プロパティの名前と値は自由に設定できます。
次の例では、好きな食べ物に関する架空のプロパティを追加します。このプロパティは、アクティブ ユーザーに文字列 food
の値を割り当てます。
Swift
Analytics.setUserProperty(food, forName: "favorite_food")
Objective-C
[FIRAnalytics setUserPropertyString:food forName:@"favorite_food"];
このデータには、Firebase コンソールのユーザー プロパティ ダッシュボードからアクセスできます。このダッシュボードには、アプリに定義したユーザー プロパティのリストが表示されます。こうしたプロパティは、Google アナリティクスで作成できるレポートの多くでフィルタとして使用できます。アナリティクスのレポート ダッシュボードの詳細については、Firebase ヘルプセンターをご覧ください。