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Hawkin Dynamics の事例: 製品のレベルアップを 1 か月ではなく 2 週間で達成

はじめに

Hawkin Dynamics は、スポーツチームがアスリートのパフォーマンスを改善するのに役立つ研究グレードの生体力学データを提供しています。インターネットに接続されたフォース プレートで収集されたアスリートのデータがクラウドで分析され、その結果をモバイルアプリやウェブアプリからリアルタイムで見ることができます。同社の顧客には、NHL、NCAA、EPLといった著名なスポーツ団体があります。


課題

アスリートの動きを測定してリアルタイムの分析を提供することは複雑です。たとえば、単純な垂直ジャンプの場合、Hawkin Dynamics のフォース プレートは 10,000 を超えるデータポイントを数秒間で収集し、そのデータをクラウドで分析して結果を即座にコーチに提供します。

分析情報を提供する同社のバックエンドは元々、Firebase Realtime Database と Amazon Web Services(AWS)を基に、Android と Node.js を使用して構築されていました。このバックエンドの構築時には、コンポーネントをつなぎ合わせてウェブアプリ用のデータレイヤーを構築する作業に数か月かかりました。同社の最終的なビジョンは本格的なアナリティクス サービスをコーチに提供することですが、その開発には数か月または数年の期間を要します。

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解決方法

Cloud Firestore を使用することで、Hawkin Dynamics は、データを集中的に計算して転送するためのバックエンドを最適化することができました。Firebase Realtime Database から Cloud Firestore への移行は、たった 1 名の開発者で数日しかかかりませんでした。必要な作業は、以前のウェブ データレイヤーを削除し(Cloud Firestore ではこのレイヤーは必要ないため)、既存の Node 関数を Cloud Functions に置き換えることだけでした。

Cloud Firestore に移行する前、チームは新しい機能の構築に集中するためにバックエンド担当の開発者を 1 名雇用することを計画していました。しかし、Cloud Firestore を使い始めてみると、そのような新規雇用は(差し当たって)必要でないことがわかり、その結果雇用コストが 50% 以上削減されました。また、新しいウェブアプリと Android アプリのリリースも 2 週間以内に行うことができました。これら 2 つの新しいアプリには、当初数か月後に提供する予定であった機能も数多く含まれていました。Firebase により、同社は製品ビジョンの実現に向けて大きく飛躍しました。


結果

2 週間で製品を新たなレベルに引き上げた

開発コストが 50% 低下

メンテナンスするコードの行数が 2,500 行減少

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「Firebase Realtime Database を使用することで、市場で最も優れたフォースプレート テスト ソフトウェアを構築したと実感しました。Cloud Firestore のおかげで、大幅に改善されたシステムをわずか 2 週間で構築することができ、初日に提供できるとは思ってもいなかった機能を組み込むこともできました。」

- Hawkin Dynamics 社 CTO、Chris Wales 氏