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Le Figaro の事例: Firebase を活用してモバイルアプリとウェブアプリで有料定期購読者を増加
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はじめに

1826 年に創業した Le Figaro は、フランスで最も古い歴史を持つ大手日刊紙です。同社の使命は、興味をそそるわかりやすいニュースを読者にタイムリーに届けることにあります。業界で初めてデジタル コンテンツを提供した企業の一つとして、Le Figaro は、ニュース、スポーツ、ライフスタイル、ゲームをカバーする 11 種類の Android、iOS、ウェブアプリを通じて定期購読者にエンゲージしています。Le Figaro の 1 か月のアクティブ ユーザー数は、モバイルアプリとウェブアプリを合わせて約 2,200 万人に上り、デジタル版の有料定期購読者数は 12 万人を数えます。


課題

飽和状態にあるニュースアプリ市場において、Le Figaro は有料顧客を増やし、既存の有料定期購読者を維持しようとしていました。そのために、Figaro の開発チームは適正な料金のパーソナライズされたコンテンツによって読者にエンゲージする必要がありましたが、限られた時間とリソースでこれを成し遂げるにはどうすればよいかわかりませんでした。

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解決方法

Le Figaro は、既存の読者の維持と有料定期購読者の増加を目指して、いくつかの Firebase プロダクトを利用しました。Firebase Cloud Messaging を使用してターゲットを絞った通知を送信し、読者が興味を持っている話題やジャーナリストをフォローするようすすめました。これにより、コンテンツを高く評価した定期購読者がつなぎとめられ、離脱が減少しました。また、Firebase A/B Testing を使用して異なる定期購読料金をテストし、Android および iOS ユーザーの間で最もコンバージョン数が高かった料金を特定しました。

有料定期購読者の増加数が最も多くなるのは、リアルタイムのインタラクティブなインフォグラフィックをモバイルおよびウェブアプリの記事に埋め込んだ場合であることがわかりました。読者がインフォグラフィックに情報を追加すると、Cloud Firestore に保存されたデータにアクセスする Cloud Function がトリガーされ、パーソナライズされたインフォグラフィックがリアルタイムで読者に返されます。たとえば、「あなたは裕福ですか?」という記事のインフォグラフィックに読者が自分の所得を入力すると、その金額がパリの各所得グループと瞬時に比較されます。インフォグラフィックはペイウォールの背後にあり、これにアクセスするには定期購読を申し込む必要があります。Le Figaro によると、このインフォグラフィックは、有料定期購読者の登録率を他のインフォグラフィックよりも 3 倍増加させました。このインタラクティブ インフォグラフィック システムは、従来のバックエンド サービスを使用した場合は構築に平均 2~3 週間かかりますが、同社のチームはこれを 3 日で作り上げました。Cloud Functions と Cloud Firestore を使用したことで、開発時間は 86% 短縮されたと見積もられています。


結果

開発時間が 86% 減少

インタラクティブ コンテンツによって有料定期購読者の登録数が 3 倍増加

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「Firebase を使用したことで、革新的なコンテンツの提供や個々の読者に合わせたコンテンツのパーソナライズを簡単かつ迅速に行えるようになり、Le Figaro のデジタル ビジネスはまったく新しい形に変わりました。Firebase のおかげで、アプリのユーザー維持率、ダウンロード数、利用時間は増加し続けています。」

- Le Figaro 社モバイル担当 CTO、Valentin Paquot 氏