簡単な調査を実施したところ、チームが挙げた条件すべてを 満たしているのは Firebase であることがわかりました。チームはまず、 Realtime Database を使用して プロトタイプをビルドし、そのデベロッパー指向の API が設定しやすく 使いやすいものであることを確認しました。クラウドでホストされる NoSQL データベースはデータを保存して ユーザー間でリアルタイムに同期するため、Galarm アプリの共同作業向け 機能を簡単に開発できました。 また、Authentication を使用してユーザーの ログインとオンボーディングをシームレスに実装しました。概念実証の 成功に基づき、Firebase を使用して プロトタイプから本番環境までビジョンを実現し、短期間で安全にアプリを 市場に投入できました。

アプリと会社の成長に伴い、Firebase をさらに他の用途にも活用しました。たとえば、 Cloud Functions を使用して独自のサーバーを管理することなく長時間実行タスクを 実行したり、Cloud Storage を使用して ユーザー プロファイル データを保存、提供したりしています。また、Google Analytics で ユーザーの行動に関する分析情報を取得してプロダクト ロードマップを計画し、 自動アラーム通知の送信に Cloud Messaging を、 主要なマーケティング ウェブサイトとウェブアプリのインターフェースに Hosting を使用しています。さらに、Firebase を使って パフォーマンスを測定するほか、In-App Messaging を使って ユーザーにメッセージを表示し、アプリの最新情報を共有しています。

Galarm は当初の希望どおり、Firebase を使うことで バックエンドのインフラストラクチャの立ち上げ、メンテナンス、スケーリングにほとんど時間をかけずに、 中核技術に集中できるようになりました。Firebase により、 ワークフローに簡単に統合できるフルマネージドのスケーラブルなインフラストラクチャが提供され、 時間のかかるタスクを効率化することができました。 また、プライバシー機能とセキュリティ機能が埋め込まれているため、 タスクの自動化と開発の高速化が実現しました。

Galarm は現在、Firestore を使用してより効率的なスケーリングを行い、 新しいエンタープライズ ティアを開発しています。高度なクエリ機能により、大量のデータを複製することなく チャートとレポートを作成できるため、結果的に開発期間を 短縮できます。