リリース前レポートを超える機能

Android アプリケーション パッケージ(APK)を Google Play Console のアルファ チャネルかベータチャネルにアップロードして公開すると、APK はさまざまなデバイスのさまざまな Android バージョンでテストされます。結果として生成されるリリース前レポートは、クラッシュ、表示の問題、セキュリティの脆弱性を特定するのに役立ちます。

Firebase Test Lab に含まれる自動テスト、Robo テストを使用して、リリース前レポートを生成できます。Robo テストを使用すると、Android の特定のデバイス、言語 / 地域、バージョンをテストの対象にすることができるほか、アプリを長時間テストすることもできます。

Robo テストはリリース前レポートよりもカスタマイズ性に優れており、使用方法は簡単です。

Test Lab で最初の Robo テストを行う

  1. Firebase プロジェクトをまだ作成していない場合は作成します。Firebase コンソールで [プロジェクトを追加] をクリックし、プロジェクトの名前を入力します。Cloud プロジェクトがすでにある場合は、プルダウン メニューからそれを選択して Firebase を追加できます。
  2. Firebase コンソールの [Test Lab] ページに移動します。
  3. テストするアプリの APK を [Android] セクションにドラッグするか、[APK を参照] をクリックしてファイルを選択します。

選択した APK がアップロードされ、その APK に対する Robo テストが自動的に開始されます。

次のステップ

1 日に実行できるテスト数を増やすには、Blaze お支払いプランにアップグレードします。日単位の使用量の割り当てと、Blaze プランでの従量課金方法の詳細については、Test Lab の割り当てと課金をご覧ください。

アプリをより詳細かつ頻繁にテストしたい場合、Test Lab を継続的インテグレーション システムと組み合わせて使用できます。また、Test Lab では、アプリをテストする目的で記述したインストルメンテーション テストを行うこともできます。このテストは Firebase コンソールや gcloud コマンドラインからだけでなく、Android Studio から直接実施することもできます。

Test Lab について詳しくは、Test Lab の概要をご覧ください。