Gemini in Firebase は、Firebase コンソール内で直接、Firebase アプリの開発、最適化、トラブルシューティングをサポートする質問に答えることで、生産性を向上させる AI 搭載の協力型アシスタントです。Gemini in Firebase を使用すると、開発プロセスを合理化し、デバッグ時間を短縮し、自信を持って高品質なアプリを構築できます。
Gemini in Firebase には、次のようなさまざまな機能が用意されています。
- 自然言語クエリ: Firebase コンソールで、平易な英語を使用して Gemini に指示を出します。
- リアルタイム サポート: Gemini は Firebase コンソールでいつでも利用できます。必要な時にいつでもサポートを受けることができます。コンテキストの切り替えやドキュメントの検索はもう不要: Gemini in Firebase は、回答を提供し、ソース ドキュメントや関連する Codelabs のリンクを直接表示します。
- Firebase の専門知識: Gemini in Firebase は Firebase のプロダクトやサービスについて詳細な知識を有しており、機能、ベスト プラクティス、実装のガイダンスに関する情報を提供できます。
- コードの生成とデバッグ: Gemini in Firebase は複数のプログラミング言語にわたり、リクエストに基づいてコード スニペットを生成できます。また、既存のコードを分析することで、潜在的な問題を特定し、改善案を提示します。
- エラーのデコードとトラブルシューティング: Gemini in Firebase は、エラー メッセージを解読し、明確な説明と軽減策を提供できます。また、ログを分析して、問題を迅速に解決するための手順を提案することもできます。
- ベスト プラクティス: Gemini in Firebase では、アプリを最適化するための Firebase のベスト プラクティスに関するガイダンスを提供しています。
- プラットフォームとフレームワークのサポート: Gemini in Firebase は、使用しているプラットフォーム(Android、iOS、Web など)やフレームワーク(Flutter、React など)に関係なくサポートを提供できます。
- Firebase Crashlytics の AI アシスタント: Crashlytics を使用して Gemini in Firebase を有効にすると、AI アシスタントを使用して、Apple アプリと Android アプリの問題をデバッグしてトラブルシューティングできます。AI アシスタンスは、アプリのクラッシュに関する行動につながるインサイトを提供します。これには、問題の詳細な説明、考えられる根本原因に関する情報、問題の解決方法に関する提案が含まれます。詳しくは、Crashlytics で AI アシスタントを利用するをご覧ください。
Gemini in Firebase がデータを使用する方法
Gemini in Firebase がプロンプトやそのレスポンスをデータとして使用してモデルをトレーニングすることはありせん。Gemini in Firebase を有効にすると、Gemini が Firebase 環境にアクセスできるようになり、回答がプロジェクトに合わせて調整される可能性があります。詳しくは、Google Cloud の Gemini がデータを使用する方法をご覧ください。
必要な権限
Gemini in Firebase の機能を有効にして使用するためには、特定の IAM ロールと権限が必要です。
- オーナーまたは編集者の IAM ロールを持つプロジェクト メンバーは、Gemini in Firebase を有効にし、その機能を使用できます。
- プロジェクト閲覧者は Gemini in Firebase を有効にすることはできませんが、Gemini in Firebase のチャット、ヘルプ、Crashlytics の AI 支援などの機能を使用できます(Cloud AI Companion ユーザー ロールが割り当てられている場合)。
Cloud AI Companion ユーザーロールをプロジェクト メンバーに割り当てる方法は次のとおりです。なお、IAM ロールを編集できるのはプロジェクト オーナーのみです。
- Firebase コンソールで [プロジェクト設定] を選択し、次に [ユーザーと権限] を選択します。
- 該当するプロジェクト メンバーの行を見つけます。
- [その他のオプション] を選択し、次に [アクセス権を編集] を選択します。
- [ロール] を開き、[Cloud AI Companion ユーザー] を選択して [完了] をクリックします。
- [役割を更新] をクリックして変更内容を保存します。新しいロールが適用されるまでに 1~2 分かかる場合があります。
割り当てと料金
このセクションでは、Gemini in Firebase の割り当てと料金構成について説明します。
割り当てと上限
現在の割り当ては、Cloud AI Companion API の割り当てページで確認できます。
- Google Cloud コンソールから、[有効な API とサービス] を選択します。
- [Cloud AI Companion API] を検索してクリックします。
- [割り当てとシステム上限] をクリックします。
Cloud AI Companion API の割り当てが表示されます。Gemini in Firebase では、「ユーザーあたり 1 日の Chat API リクエスト数」の割り当てを使用します。
割り当ての増加をリクエストするには:
- 増やす割り当てを選択し、[リクエストの編集] をクリックします。
[新しい値] テキスト フィールドにリクエストする割り当てを入力し、[送信] をクリックします。
Google Cloud チームがリクエストを検討し、メールで回答します。
料金
プロモーション期間中、Gemini in Firebase の使用料金は発生しません。プロモーション期間は 2024 年 8 月 30 日に終了します。詳細については、Firebase の料金プランをご覧ください。