Firebase Cloud Messaging

Firebase Cloud Messaging(FCM)は、メッセージを無料で確実に送信するためのクロスプラットフォーム メッセージング ソリューションです。

FCM を使用すると、同期可能な新しいメールやその他のデータがあることをクライアント アプリに通知できます。通知メッセージを送信することで、ユーザーにアプリを再度アピールし、定着率の向上につなげることができます。インスタント メッセージなどの用途では、メッセージで最大 4,000 バイトのペイロードをクライアント アプリに転送することも可能です。

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主な機能

通知メッセージまたはデータ メッセージの送信 ユーザーに対して表示される通知メッセージを送信します。 または、データ メッセージを送信して、アプリケーション コードで行われている処理を詳細に確認できます。メッセージのタイプをご覧ください。
汎用性の高いメッセージのターゲット設定 クライアント アプリへのメッセージ配信を 3 つの方法(個々のデバイスに、デバイス グループに、または特定トピックの配信登録をしているデバイスに)で行うことができます。
クライアント アプリからのメッセージの送信 信頼性が高くバッテリー効率の良い FCM の接続チャネルを介して、デバイスからサーバーへと受信確認、チャット、その他のメッセージを送り返します。

仕組み

FCM の実装には、送信と受信のために以下の 2 つの主要コンポーネントが含まれています。

  1. メッセージの作成、ターゲティング、送信を行う Cloud Functions for Firebase やアプリサーバーなどの信頼できる環境。
  2. 対応するプラットフォーム固有のトランスポート サービスを介してメッセージを受信する Apple、Android、またはウェブ(JavaScript)クライアント アプリ。

メッセージは、Firebase Admin SDK または FCM サーバー プロトコルを介して送信できます。Notifications Composer を使うと、送信テストをしたり、組み込まれている強力なターゲティング機能や分析機能、またはカスタムのインポートしたセグメントを利用して、マーケティングやエンゲージメント目的のメッセージを送信したりできます。

FCM のコンポーネントの詳細と重要な情報については、アーキテクチャの概要をご覧ください。

実装パス

FCM SDK を設定する ご使用のプラットフォームに応じた設定手順に沿って、アプリに Firebase と FCM を設定します。
クライアント アプリを開発する メッセージ処理、トピック サブスクリプション ロジック、その他のオプション機能をクライアント アプリに追加します。開発中は、Notifications Composer からテスト メッセージを簡単に送信できます。
アプリサーバーを開発する 送信ロジック(認証、送信リクエストの作成、応答の処理などを行うロジック)を作成するために、Admin SDK を使用するか、またはサーバー プロトコルの 1 つを使用するかを決定します。次に、信頼できる環境でロジックを構築します。クライアント アプリケーションからのアップストリーム メッセージングを使用する場合は、XMPP を使用する必要があります。XMPP で必要となる永続的な接続が Cloud Functions ではサポートされないことに注意してください。

次のステップ

  • Android または iOS のクイックスタート サンプルを実行する。これらのサンプルでは、Firebase コンソールを使用して単一のデバイスにテスト メッセージを送信するコードを実行し、確認することができます。

  • Android または iOS 用のチュートリアルを試してみる。

  • Firebase Cloud Messaging を AndroidAppleウェブのアプリに追加する。

  • メッセージ リクエストを作成して送信するための信頼できる環境を設定する。Admin SDK を使用して送信ロジックを作成し、そのコードを Google によって管理される Cloud Functions for Firebase やその他のクラウド環境で簡単にデプロイできます。あるいは、FCM サーバー プロトコルを使用してサーバー開発を行うこともできます。

  • データ ペイロードの送信、メッセージの優先順位付け、その他のメッセージング オプションなど、FCM で提供されている機能の詳細を確認する。