Crashlytics データと(必要に応じて)Firebase セッション データを Cloud Logging にエクスポートすると、そのデータを使用してアプリの安定性を詳細に把握したり、他の Google Cloud サービスのログを使用してカスタム ダッシュボードの作成、カスタム アラートの設定、データの分析を行ったりすることができます。
データを他のサービスにエクスポートすることもできます。
以下に、データを使用する一般的なユースケースを示します。
高度な分析用のログベースの指標を作成する
ログエントリを指標に変換して、特定のアプリの動作や安定性の傾向を経時的に追跡します。たとえば、特定の非致命的な例外が発生した回数をカウントする指標を作成し、他のシステム健全性指標とともに可視化できます。カスタム通知チャンネル用の高度なアラートを設定する
デフォルトのメールアラート以外に、Cloud Monitoring でカスタムのアラート ポリシーを設定します。特定のログパターンやしきい値に基づいて通知をトリガーし、Slack、Jira、PagerDuty などのサービスに送信します。カスタム ダッシュボードとグラフを作成する
Cloud Monitoring を使用してパーソナライズされたダッシュボードを作成し、ビジネスにとって最も重要な指標をハイライト表示します。クラッシュ未発生率、セッション数、エラー数を、他の Google Cloud プロダクト データと組み合わせて 1 つのビューで可視化できます。アプリのクラッシュとバックエンド ログを関連付ける
クライアントサイドのクラッシュ データとサーバーサイドのログを 1 か所に統合します。未加工のクラッシュ データを大規模に検索してフィルタする
Logs Explorer を使用して、LQL(Logging Query Language)で複雑なクエリを実行します。すべてのユーザーとバージョンから特定のログ メッセージ、カスタムキー、パンくずリストを検索して、まれな問題やデバイス固有の問題を見つけることができます。長期保持または外部処理用にデータを転送する
ログシンクを使用して、Crashlytics ログをコンプライアンス用に Cloud Storage に、大規模分析用に BigQuery に、独自の外部モニタリング ツールにデータをストリーミングするために Pub/Sub にエクスポートします。
アプリの安定性を詳細に把握する
Google Cloud コンソールのLogs Explorer には、クエリ、組み込みフィルタ、データパネルを使用して特定のログとデータを表示できるツールがあります。クエリによるログのフィルタリングについて詳しくは、次のセクションをご覧ください。
Crashlytics ダッシュボードではアプリの健全性の概要を確認できますが、Cloud Logging にエクスポートすると、次のようなアプリの動作に関するより詳細な質問に答えることができます。
特定のクラッシュはバックエンド アクティビティとどのように関連していますか?
共通の識別子(ユーザー ID やリクエスト ID など)を使用して、クライアントサイドのクラッシュが発生した時点でサーバーで何が起きていたかを正確に確認できます。特定の地域におけるクラッシュが発生しなかったセッションの割合はどのくらいですか?
Crashlytics イベントと Firebase セッション データを結合すると、標準のダッシュボードでは利用できない高度な指標を計算できます。新しいロールアウト後に、特定のデバイスモデルで非致命的なエラーの発生頻度が高くなっていますか?
device.modelとerror_typeで未加工ログをフィルタして、ハードウェア固有の回帰をリアルタイムで特定できます。クラッシュに至るまでの正確な一連のイベントは何でしたか?
ログエントリ内のbreadcrumbsフィールドとlogsフィールドを調べて、障害の前に行われたユーザー アクションとシステム イベントのタイムスタンプ付きトレイルを確認します。最新バージョンで特定の「メモリ不足」エラーの影響を受けているユーザーの数はどれくらいですか?
すべてのログに対してクエリを実行し、特定の例外タイプに関連付けられた一意のinstallation_uuid値の数を取得します。特定の機能が他の機能よりも多くのクラッシュを引き起こしていますか?
カスタムキーを使用して機能フラグやアプリの状態をトラッキングしている場合は、ログをフィルタして、特定の Key-Value ペアがクラッシュ イベントに過剰に多く表示されてないか確認できます。
他の Google Cloud サービスでログを使用する
Cloud Monitoring や BigQuery などの他の Google Cloud サービスでログを使用することもできます。
Cloud Monitoring
Cloud Monitoring を使用すると、エクスポートされたデータに基づいたログベースの指標を使用して、次の操作を行うことができます。
Cloud Monitoring で Cloud Logging データにアクセスする方法
Cloud Logging と Cloud Monitoring はどちらも Google Cloud Observability Suite の一部であるため、Cloud Logging に保存されているデータをエクスポートすることなく、Cloud Monitoring で直接使用できます。
BigQuery
BigQuery を使用して、次の操作を行うことができます。
Looker Studio を使用して、エクスポートされたデータのカスタム ダッシュボードを作成する。Looker Studio について詳しくは、スタートガイドをご覧ください。
Crashlytics データと(必要に応じて)Firebase セッション データに対してクエリを実行して、カスタム レポートと概要を生成する。
BigQuery にエクスポートした他の Firebase データと Crashlytics データを結合し、新しい方法でクエリする。
BigQuery で Cloud Logging データにアクセスする方法
BigQuery で Cloud Logging に保存されているエクスポートされたデータの使用を開始するには、BigQuery からアクセスできるようにする必要があります。以下のいずれかの方法を使用します。
リンクされたデータセットを使用して BigQuery データと Cloud Logging データを結合する。
ログシンクを使用して、Cloud Logging に保存されているデータを BigQuery にエクスポートする。