Firebase と Google Play をリンクすると、Android アプリの状態をより詳しく把握できます。たとえば、Crashlytics ダッシュボードでは、アプリのクラッシュ レポートを Google Play トラックでフィルタできるため、ダッシュボードで特定のビルドに注意を向けることが可能です。
前提条件
Google Play でアプリを設定する
Crashlytics と Google Play のインテグレーションを利用するには、アプリが次の要件を満たしていることを確認してください。
Google Play のアプリと Firebase Android アプリが両方とも同じパッケージ名で登録されていること。
Google Play のアプリがアプリ ダッシュボードで設定され、いずれかの Google Play トラック（内部テスト、クローズド テスト、オープンテスト、製品版）に配布されていること。
Google Play にリンク
Firebase Android アプリを Google Play デベロッパー アカウントにリンクします。
Firebase コンソールで、
[] > [プロジェクト設定] に移動し、[統合] タブを選択します。Google Play カードで、[リンク] をクリックします。
すでに Google Play へのリンクがある場合は、[管理] をクリックします。画面上の手順に沿って Crashlytics 統合を有効にし、Google Play にリンクする Firebase Android アプリを選択します。
詳しくは、Firebase と Google Play の間のリンクの作成と管理をご覧ください。
Google Play トラックでイベントをフィルタする
Crashlytics ダッシュボードでは、アプリのクラッシュ レポートを直接 Google Play トラックでフィルタできます。これにより、ダッシュボードで特定のビルドに注目することができます。
Play トラックでフィルタする方法は次のとおりです。
Firebase コンソールの Crashlytics ダッシュボードの上部で、目的の Firebase Android アプリを選択します。
最上位の
[フィルタ] メニューで [バージョン] をクリックして、Crashlytics イベントの確認対象となる Google Play トラックを選択します。複数のトラックを選択できます。[適用] をクリックします。
Crashlytics ダッシュボード内のすべてのデータ（クラッシュの影響を受けていない統計情報、傾向、問題）は、選択した Play のトラックとバージョンに固有のものになります。
その他のトピック
クラッシュ レポートの設定をカスタマイズするために、オプトイン レポート、ログ、キー、非致命的なエラーの追跡を追加する。
Google Play へのリンクを作成できたため、他の統合機能を活用する。
- Firebase と Google Analytics の両方で、Google Play のアプリ内購入とサブスクリプション収益のデータにアクセスする。
- App Distribution に Android App Bundle をアップロードして、テスターのデバイス構成に最適化された APK を Google Play が生成できるようにする。