Firebase Dynamic Links の API を使用して短いダイナミック リンクまたは長いダイナミック リンクを作成できます。この API でリンクを作成する際、オプションとして複数のパラメータ構造体を渡すことができます。短いリンクは、生成済みの長いリンクから作成することもできます。Dynamic Links API では、次のような URL が生成されます。
https://example.page.link/aSDf
始める前に
Firebase Dynamic Links を使用するには、あらかじめ次の作業が必要です。
Unity プロジェクトを登録して、Firebase を使用するように構成する。
Unity プロジェクトですでに Firebase を使用している場合、この登録と構成はすでに行われています。
Unity プロジェクトがない場合は、サンプルアプリをダウンロードできます。
Unity プロジェクトに Firebase Unity SDK(具体的には
FirebaseDynamicLinks.unitypackage
)を追加する。
Firebase を Unity プロジェクトに追加するには、Firebase コンソールと開いている Unity プロジェクトの両方でタスクを行う必要があります(コンソールから Firebase 構成ファイルをダウンロードし、それを Unity プロジェクトに移動するなど)。
ダイナミック リンクの URI 接頭辞の設定
Firebase コンソールで [Dynamic Links] セクションを開きます。
利用規約に同意せずにダイナミック リンクの URI 接頭辞を設定している場合、プロンプトに従って利用規約に同意します。
ダイナミック リンクの URI 接頭辞がすでに存在する場合は、それをメモしておきます。ダイナミック リンクをプログラムで作成する場合は、ダイナミック リンクの URI 接頭辞を指定する必要があります。
推奨: ディープリンクやフォールバック リンクで許可される URL パターンを指定します。これにより、お客様のドメインからお客様の管理外のサイトへリダイレクトする Dynamic Links が不正ユーザーによって作成されるのを防止できます。URL パターンをホワイトリストに登録するをご覧ください。
Firebase コンソールの使用
テスト用に、またはマーケティング チームがソーシャル メディア投稿などで使用できるリンクを簡単に作成できるよう、単一の Dynamic Links を生成する必要がある場合、Firebase コンソールを開き、各手順が示されたフォームに沿って手動で作成するのが最も簡単です。
カスタム ドメイン
Dynamic Links のブランディングを詳細に管理するには、goo.gl
または page.link
サブドメインではなく、独自のドメインを使用します。プロジェクトのカスタム ドメインを設定するには、こちらの手順に沿って行ってください。
Firebase Dynamic Links API の使用
パラメータから長い Dynamic Links を作成する
Dynamic Links を作成するには、DynamicLinkComponents
オブジェクトを作成し、追加構成のオプションのメンバーを設定して、リンク URL を取得するために LongDynamicLink
プロパティにアクセスします。
次のシンプルな例では、Android アプリ(com.example.android)と iOS アプリ(com.example.ios)で開く https://www.example.com/ への長い Dynamic Links を作成します。
var components = new Firebase.DynamicLinks.DynamicLinkComponents( // The base Link. new System.Uri("https://www.example.com/"), // The dynamic link URI prefix. "https://example.page.link") { IOSParameters = new Firebase.DynamicLinks.IOSParameters("com.example.ios"), AndroidParameters = new Firebase.DynamicLinks.AndroidParameters( "com.example.android.package_name"), }; // do something with: components.LongDynamicLink
短い Dynamic Links を作成する
短い Dynamic Links を作成するには、生成済みの長いリンクを Firebase.DynamicLinks.GetShortLinkAsync
に渡すか、長い Dynamic Links と同じ手順で DynamicLinkComponents
を作成します。
GetShortLinkAsync
では、オプションで PathLength
プロパティを持つ追加の DynamicLinkOptions
構成パラメータを使用できます。このパラメータにより、リンクの生成方法を制御できます。短いリンクの生成には Firebase バックエンドへのネットワーク リクエストが必要なため、GetShortLinkAsync
メソッドが非同期で実行されます。GetShortLinkAsync
は Task<Firebase.DynamicLinks.ShortDynamicLink>
を返します。
例:
var options = new Firebase.DynamicLinks.DynamicLinkOptions { PathLength = DynamicLinkPathLength.Unguessable }; Firebase.DynamicLinks.DynamicLinks.GetShortLinkAsync(components, options).ContinueWith(task => { if (task.IsCanceled) { Debug.LogError("GetShortLinkAsync was canceled."); return; } if (task.IsFaulted) { Debug.LogError("GetShortLinkAsync encountered an error: " + task.Exception); return; } // Short Link has been created. Firebase.DynamicLinks.ShortDynamicLink link = task.Result; Debug.LogFormat("Generated short link {0}", link.Url); var warnings = new System.Collections.Generic.List<string>(link.Warnings); if (warnings.Count > 0) { // Debug logging for warnings generating the short link. } });
上記の例では、タスクが完了するとトリガーされるラムダ式が使用されています。