Firebase を iOS プロジェクトに追加する

事前準備

事前に次の環境を準備しておく必要があります。

  • Xcode 9.4.1 以降
  • iOS 8 以降をターゲットにした Xcode プロジェクト
  • Swift プロジェクトには Swift 3.0 以降を使用
  • アプリのバンドル識別子
  • CocoaPods 1.4.0 以降
  • Cloud Messaging の場合:
    • 物理 iOS デバイス
    • Apple Developer アカウントの Apple Push Notification Authentication Key
    • Xcode において [App] > [Capabilities] でプッシュ通知を有効にする

Xcode プロジェクトをまだ用意していない場合に Firebase 機能を試すだけであれば、クイックスタート サンプルをダウンロードしてご利用いただけます。クイックスタートを使用する場合は、バンドル識別子が次のステップで必要になるため、プロジェクト設定からバンドル識別子を忘れずに取得してください。

アプリに Firebase を追加する

Firebase をアプリに追加するには、Firebase プロジェクトと、アプリ用の Firebase 構成ファイルが必要です。

Firebase プロジェクトを作成するには:

  1. Firebase コンソールに移動します。

  2. [プロジェクトを追加] をクリックし、[プロジェクト名] でプロジェクト名を選択するか、新しいプロジェクト名を入力します。

    • アプリに関連付けられた既存の Google プロジェクトがある場合は、[プロジェクト名] プルダウン メニューからプロジェクトを選択します。
    • 既存の Google プロジェクトがない場合は、[プロジェクト名] に新しいプロジェクト名を入力します。
  3. (省略可)プロジェクト ID を編集します。

    Firebase プロジェクトには一意の ID が自動的に割り当てられます。一般公開される Firebase サービスでは、この ID は次のように表示されます。

    • デフォルト Realtime Database URL - your-project-id.firebaseio.com
    • デフォルト Cloud Storage バケット名 - your-project-id.appspot.com
    • デフォルト ホスティング サブドメイン - your-project-id.firebaseapp.com
  4. Firebase コンソールで残りの設定手順を実施した後、[プロジェクトを作成](既存の Google プロジェクトを使用する場合は [Firebase を追加])をクリックします。

Firebase プロジェクトのリソースが自動的にプロビジョニングされます。通常、この処理には数分かかります。処理が完了すると、Firebase コンソールで Firebase プロジェクトの概要ページが表示されます。

これでプロジェクトを用意できました。プロジェクトに iOS アプリを追加できます。

  1. [iOS アプリに Firebase を追加] をクリックして設定手順に沿って操作します。既存の Google プロジェクトをインポートする場合、このステップは自動的に実行されることがあります。その場合は、構成ファイルをダウンロードするだけでかまいません。

  2. メッセージが表示されたら、アプリのバンドル ID を入力します。必ずアプリで使用しているバンドル ID を入力してください。バンドル ID を設定できるのは、アプリを Firebase プロジェクトに追加するときだけです。

  3. Firebase iOS 構成ファイルをアプリに追加します。

    1. [GoogleService-Info.plist をダウンロード] をクリックして、Firebase iOS 構成ファイル(GoogleService-Info.plist)を入手します。

      Firebase iOS 構成ファイルはいつでも再ダウンロードできます。

    2. 構成ファイルを Xcode プロジェクトのルートに移動します。メッセージが表示されたら、構成ファイルをすべてのターゲットに追加するオプションを選択します。

  4. 初期化コードを追加したらアプリを実行して、Firebase を正常にインストールしたという確認を Firebase コンソールに送信します。

SDK を追加する

新しいプロジェクトを設定する場合は、SDK をインストールする必要があります。この操作は、Firebase プロジェクトの作成の一環として完了済みの場合があります。

ライブラリをインストールするときは CocoaPods を使用することをおすすめします。インストール手順に沿って CocoaPods をインストールしてください。CocoaPods を使用しない場合は、CocoaPods を使用せずに SDK フレームワークを直接統合する方法もあります。

クイックスタート サンプルをダウンロードしていずれかのプログラムを実行する場合、Xcode プロジェクトと Podfile がすでに存在していても、ポッドをインストールして GoogleService-Info.plist ファイルをダウンロードする必要があります。Firebase ライブラリをプロジェクトに統合する場合は、使用するライブラリ用のポッドを追加する必要があります。

  1. Xcode プロジェクトをまだ用意していない場合は作成します。

  2. Podfile がない場合は作成します。

    $ cd your-project directory
    $ pod init
    
  3. インストールするポッドを追加します。次のようにして Podfile にポッドを含めます。

    pod 'Firebase/Core'
    
    

    これにより、iOS アプリで Firebase を稼働させるために必要なライブラリが、Firebase 向け Google アナリティクスとともに追加されます。現在使用可能なポッドとサブスペックのリストを以下に示します。機能固有の設定ガイドへのリンクもあります。

  4. ポッドをインストールし、.xcworkspace ファイルを開いて Xcode でプロジェクトを確認します。

    $ pod install
    $ open your-project.xcworkspace
    
  5. Firebase コンソールで GoogleService-Info.plist ファイルをダウンロードし、アプリに含めます。

アプリで Firebase を初期化する

最後に、アプリケーションに初期化コードを追加します。この手順は、アプリに Firebase を追加するときにすでに完了している可能性があります。クイックスタートを使用した場合は自動で完了しています。

  1. UIApplicationDelegate で Firebase モジュールをインポートします。

    Swift

    import Firebase
    

    Objective-C

    @import Firebase;
    
  2. FirebaseApp 共有インスタンスを構成します。通常はアプリケーションの application:didFinishLaunchingWithOptions: メソッドで行います。

    Swift

    // Use Firebase library to configure APIs
    FirebaseApp.configure()
    

    Objective-C

    // Use Firebase library to configure APIs
    [FIRApp configure];
    

使用可能なポッド

さまざまな Firebase 機能に使用できるポッドは次のとおりです。

ポッド サービス
pod 'Firebase/Core' 必須のライブラリとアナリティクス
pod 'Firebase/AdMob' AdMob
pod 'Firebase/Messaging' Cloud Messaging
pod 'Firebase/Database' Realtime Database
pod 'Firebase/Invites' Invites
pod 'Firebase/DynamicLinks' Dynamic Links
pod 'Fabric'
pod 'Crashlytics'
Crashlytics
pod 'Firebase/RemoteConfig' Remote Config
pod 'Firebase/Auth' Authentication
pod 'Firebase/Storage' Storage
pod 'Firebase/Performance' Performance Monitoring
pod 'Firebase/Firestore' Cloud Firestore
pod 'Firebase/Functions' Cloud Functions for Firebase Client SDK
pod 'Firebase/MLVision' ML Kit Vision API
pod 'Firebase/MLVisionLabelModel' ML Kit(デバイスでのラベル検出)
pod 'Firebase/MLVisionBarcodeModel' ML Kit(デバイスでのバーコード スキャン)
pod 'Firebase/MLVisionTextModel' ML Kit(デバイスでのテキスト認識)
pod 'Firebase/MLVisionFaceModel' ML Kit(デバイスでの顔検出)

CocoaPods を使用せずに統合する

CocoaPods を使用しない場合でも、次の手順でフレームワークを直接インポートすることで Firebase SDK を利用できます。

  1. フレームワーク SDK の zip ファイルをダウンロードします(500 MB 程度のファイルのため、しばらく時間がかかることがあります)。
  2. 解凍し、プロジェクトに含めるフレームワークの README ファイルを確認します。
  3. ターゲットのビルド設定で、Other Linker SettingsObjC リンカーフラグを追加します。

次のステップ

以下で Firebase の詳細を確認します。

Firebase 機能をアプリに追加します。

  • Analytics を使用してユーザー行動を把握する。
  • Authentication を使用してユーザー認証をセットアップする。
  • Realtime Database でユーザー情報を保存するか、Cloud Storage で blob データを保存する。
  • Cloud Messaging を使用してユーザーに通知を送信する。
  • Crashlytics を使用してアプリがクラッシュする場所と理由を確認する。

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