C++ で App Check とデバッグ プロバイダを使用する

App Check を使用するようにアプリを登録した後は、通常はエミュレータまたは継続的インテグレーション(CI)環境からデスクトップ プラットフォームでアプリを実行することはできません。これらの環境は有効なデバイスとして認識されないためです。開発中やテスト中にこのような環境でアプリを実行する場合は、実際の証明書プロバイダの代わりに App Check デバッグ プロバイダを使用するようにアプリのデバッグビルドを作成します。

コードを使用した構成

開発中など、アプリを実行しているときにデバッグ プロバイダを使用するには、次の操作を行います。

  1. Firebase コンソールの [App Check] セクションで、アプリのオーバーフロー メニューから [デバッグ トークンを管理] を選択します。新しいデバッグ トークンを作成します。このトークンは次の手順で必要になります。

    このトークンを使用すると、有効なデバイスでなくても Firebase リソースにアクセスできます。このトークンは他に漏らさないように注意してください。公開リポジトリには commit しないでください。登録されたトークンが不正利用された場合は、直ちに Firebase コンソールでトークンを取り消してください。

    [デバッグ トークンを管理] メニュー項目のスクリーンショット

  2. 初期化コードで、次の操作を行います。

    #include "firebase/app_check.h"
    
    void InitializeFirebase() {
      // Configure the Debug Provider factory with your debug token.
      firebase::app_check::DebugAppCheckProviderFactory::GetInstance()
        ->SetDebugToken("INSERT YOUR DEBUG TOKEN HERE");
    
      // Set App Check to use the debug provider factory
      firebase::app_check::AppCheck::SetAppCheckProviderFactory(
        firebase::app_check::DebugAppCheckProviderFactory::GetInstance());
    
      // Proceed to initialize Firebase as normal
    }
    

その他の構成オプション

他の環境変数(プラットフォーム環境変数など)は、プラットフォームに基づいて使用できます。詳細については、iOS+ または Android のデバッグ プロバイダのドキュメントをご覧ください。

このトークンを使用すると、有効なデバイスでなくても Firebase リソースにアクセスできます。このトークンは他に漏らさないように注意してください。公開リポジトリには commit しないでください。登録されたトークンが不正利用された場合は、直ちに Firebase コンソールでトークンを取り消してください。