概要

このガイドでは、Node.js アプリで Genkit を使用する方法について説明します。

前提条件

このガイドは、Node.js を使用したアプリケーションの構築に精通していることを前提としています。

このクイックスタートを完了するには、開発環境が次の要件を満たしていることを確認してください。

  • Node.js v20 以降
  • npm

Genkit の依存関係をインストールする

プロジェクトで Genkit を使用するには、次の Genkit 依存関係をインストールします。

  • genkit は、Genkit のコア機能を提供します。
  • @genkit-ai/googleai は、Google AI Gemini モデルへのアクセス権を提供します。
npm install genkit @genkit-ai/googleai

モデル API キーの構成

このガイドでは、Gemini API の使用方法を説明します。この API は無料枠が充実しており、利用を開始する際にクレジット カードは必要ありません。Gemini API を使用するには、API キーが必要です。キーがない場合は、Google AI Studio でキーを作成します。

Google AI Studio から API キーを取得する

API キーを作成したら、次のコマンドを使用して GOOGLE_GENAI_API_KEY 環境変数をキーに設定します。

export GOOGLE_GENAI_API_KEY=<your API key>

最初のリクエストを送信する

数行の簡単なコードで Genkit を使い始めましょう。

// import the Genkit and Google AI plugin libraries
import { gemini15Flash, googleAI } from '@genkit-ai/googleai';
import { genkit } from 'genkit';

// configure a Genkit instance
const ai = genkit({
  plugins: [googleAI()],
  model: gemini15Flash, // set default model
});

(async () => {
  // make a generation request
  const { text } = await ai.generate('Hello, Gemini!');
  console.log(text);
})();

次のステップ

Genkit でモデルのリクエストを行うための設定が完了したら、次は Genkit の機能をさらに活用して AI ベースのアプリとワークフローを構築する方法を確認します。Genkit のその他の機能の使用を開始するには、次のガイドをご覧ください。

  • デベロッパー ツール: Genkit の CLI とデベロッパー UI を設定して使用し、アプリをローカルでテストしてデバッグする方法を確認します。
  • コンテンツの生成: Genkit の統合生成 API を使用して、サポートされている任意のモデルからテキストと構造化データを生成する方法を確認します。
  • フローの作成: フローという特別な Genkit 関数を使用して、ワークフローのエンドツーエンドのオブザーバビリティと、Genkit ツールによる豊富なデバッグ機能を実現する方法を確認します。
  • プロンプトの管理: Genkit を使用して、プロンプトと構成をコードとして一緒に管理する方法について確認します。