JavaScript を使用してアカウントに複数の認証プロバイダをリンクする

既存のユーザー アカウントに認証プロバイダの認証情報をリンクすることで、ユーザーが複数の認証プロバイダを使用してアプリにログインできるようになります。ログインに使用した認証プロバイダに関係なく、同じ Firebase ユーザー ID でユーザーを識別できます。たとえば、パスワードを使用してログインしたユーザーが認証情報を Google アカウントにリンクすれば、それ以降はどちらの方法でもログインできるようになります。また、匿名ユーザーが認証情報を Facebook アカウントにリンクすると、それ以降は Facebook にログインしてアプリを使用できるようになります。

準備

アプリに複数の認証プロバイダ(匿名認証も含む)のサポートを追加します。

ユーザー アカウントにフェデレーション認証プロバイダの認証情報をリンクする

既存のユーザー アカウントに Google や Facebook などの認証プロバイダからの認証情報をリンクするには:

  1. いずれかの認証プロバイダや認証方法を使用してユーザーのログインを行います。
  2. ユーザーのアカウントにリンクするプロバイダに対応する AuthProvider オブジェクトを取得します。次に例を示します。
    var provider = new firebase.auth.GoogleAuthProvider();
    var provider = new firebase.auth.FacebookAuthProvider();
    var provider = new firebase.auth.TwitterAuthProvider();
    var provider = new firebase.auth.GithubAuthProvider();
    
  3. リンク先となるプロバイダにログインするようユーザーに促します。ポップアップ ウィンドウをユーザーに表示するか、プロバイダのログインページにリダイレクトすることにより、ログインを促すことができます。モバイル端末ではリダイレクトすることをおすすめします。
    • ポップアップ ウィンドウでログインを行う場合は、linkWithPopup を呼び出します。
      auth.currentUser.linkWithPopup(provider).then(function(result) {
        // Accounts successfully linked.
        var credential = result.credential;
        var user = result.user;
        // ...
      }).catch(function(error) {
        // Handle Errors here.
        // ...
      });
      
    • プロバイダのログインページにリダイレクトしてログインを行う場合は、linkWithRedirect を呼び出します。
      auth.currentUser.linkWithRedirect(provider);
      
      ユーザーがログインしたら、元のページにリダイレクトされます。次に、ページが読み込まれるときに getRedirectResult を呼び出すことによって、ログイン結果を取得できます。
      firebase.auth().getRedirectResult().then(function(result) {
        if (result.credential) {
          // Accounts successfully linked.
          var credential = result.credential;
          var user = result.user;
          // ...
        }
      }).catch(function(error) {
        // Handle Errors here.
        // ...
      });
      
    ユーザーが正常にログインすると、プロバイダでのユーザー アカウントが Firebase プロジェクト内のユーザー アカウントにリンクされます。

    認証情報が既に別のユーザー アカウントにリンクされている場合は、アカウントのリンク付けが失敗します。その場合、アプリに適した方法でアカウントと関連データの統合を行う必要があります。

    // Get reference to the currently signed-in user
    var prevUser = auth.currentUser;
    // Sign in user with another account
    auth.signInWithCredential(credential).then(function(user) {
      console.log("Sign In Success", user);
      var currentUser = user;
      // Merge prevUser and currentUser accounts and data
      // ...
    }, function(error) {
      console.log("Sign In Error", error);
    });
    

ユーザー アカウントにメールアドレスとパスワードの認証情報をリンクする

既存のユーザー アカウントにメールアドレスとパスワードの認証情報をリンクするには:

  1. 任意の認証プロバイダや認証方法を使用してユーザーのログインを行います。
  2. ユーザーにメールアドレスと新しいパスワードの入力を要求します。
  3. そのメールアドレスとパスワードを使って AuthCredential オブジェクトを作成します。
    var credential = firebase.auth.EmailAuthProvider.credential(email, password);
    
  4. ログインしたユーザーの link メソッドに AuthCredential オブジェクトを渡します。

    auth.currentUser.link(credential).then(function(user) {
      console.log("Account linking success", user);
    }, function(error) {
      console.log("Account linking error", error);
    });
    

    認証情報が別のユーザー アカウントに既にリンクされている場合は、link の呼び出しが失敗します。その場合、アプリに適した方法でアカウントと関連データの統合を行う必要があります。

    // Get reference to the currently signed-in user
    var prevUser = auth.currentUser;
    // Sign in user with another account
    auth.signInWithCredential(credential).then(function(user) {
      console.log("Sign In Success", user);
      var currentUser = user;
      // Merge prevUser and currentUser accounts and data
      // ...
    }, function(error) {
      console.log("Sign In Error", error);
    });
    

ユーザー アカウントから認証プロバイダのリンクを解除する

アカウントから認証プロバイダのリンクを解除することで、ユーザーがそのプロバイダを使用してログインできなくなるようにすることができます。

ユーザー アカウントから認証プロバイダのリンクを解除するには、プロバイダ ID を unlink メソッドに渡します。ユーザーにリンクされている認証プロバイダのプロバイダ ID は providerData プロパティから取得できます。

user.unlink(providerId).then(function() {
  // Auth provider unlinked from account
}, function(error) {
  // An error happened
});

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