Firebase Hosting では、高速で安全性と信頼性の高い方法で、アプリの静的アセット(HTML、CSS、JavaScript、メディア ファイルなど)をホストできます。また動的コンテンツの配信やマイクロサービスのホスティングも行うことができます。
本番環境レベルのホスティングはグローバル コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を基盤としています。デフォルトでは、Hosting のサーバーは SSL 経由でコンテンツを配信します。独自のカスタム ドメインを使用できます。または、プロジェクトのサブドメイン(web.app
と firebaseapp.com
)を無料で使用することもできます。
始める前に
Firebase Hosting を設定する前に、Firebase プロジェクトを作成する必要があります。
ステップ 1: Firebase CLI をインストールする
CLI をインストールする方法または最新バージョンに更新する方法については、Firebase CLI のドキュメントをご覧ください。
ステップ 2: プロジェクトを初期化する
ローカル プロジェクト ファイルを Firebase プロジェクトに接続するには、ローカル プロジェクト ディレクトリのルートから次のコマンドを実行します。
firebase init hosting
プロジェクトの初期化中に、Firebase CLI のプロンプトが表示され、次の操作を行うように指示されます。
ローカル プロジェクト ディレクトリに接続する Firebase プロジェクトを選択する。
選択した Firebase プロジェクトが、ローカル プロジェクト ディレクトリのデフォルトの Firebase プロジェクトになります。別の Firebase プロジェクトをローカル プロジェクト ディレクトリに接続するには、プロジェクト エイリアスを設定します。
公開ルート ディレクトリとして使用するディレクトリを指定する。
このディレクトリには、
index.html
ファイルや Firebase Hosting にデプロイするアセットなど、一般に公開されるすべての静的ファイルが含まれます。公開ルート ディレクトリのデフォルトは
public
です。公開ルート ディレクトリは、ここで指定することも、
firebase.json
構成ファイルで後で指定することもできます。デフォルトを選択したときに、
public
というディレクトリが存在しないと、Firebase によって自動的に作成されます。
公開ルート ディレクトリに有効な
index.html
ファイルまたは404.html
ファイルが存在しない場合、これらのファイルが Firebase によって作成されます。
サイトの構成を選択する。
1 ページアプリの作成を選択した場合、Firebase は書き換え構成を自動的に追加します。
初期化の最後に、Firebase は 2 つのファイルを自動的に作成し、ローカルアプリ ディレクトリのルートに追加します。
プロジェクトの構成を含む
firebase.json
構成ファイル。このファイルの詳細については、ホスティング動作を構成するをご覧ください。プロジェクト エイリアスが保存される
.firebaserc
ファイル。
ステップ 3: サイトにデプロイする
サイトにデプロイするには、ローカル プロジェクト ディレクトリのルートから次のコマンドを実行します。
firebase deploy --only hosting
このコマンドは、次の Firebase でプロビジョニングされたサブドメインに Hosting のコンテンツと構成をデプロイします。
PROJECT_ID.web.app
PROJECT_ID.firebaseapp.com
詳細については、デプロイとローカルでのサイトのテストをご覧ください。
次のステップ
これでサイトを公開する準備が整いました。
サイトの改善を続けます。ローカルでテストし、一時的なプレビュー URL で変更を共有してから、公開サイトにデプロイします。こちらの手順ガイドをご利用ください。
次のページで、ホスティング機能の詳細について学習します。
Firebase CLI のドキュメントもご覧ください。
アプリを起動する準備をする。
- Google Cloud コンソールでプロジェクトの予算アラートを設定する。
- Firebase コンソールの [使用量と請求額] ダッシュボードをモニタリングして、複数の Firebase サービスを通じたプロジェクトの全体的な使用状況を確認する。 使用状況の詳しい情報を確認するには、Hosting 使用状況ダッシュボードをご利用ください。
- Firebase リリース チェックリストを確認する。